台湾のマイニング時代は終焉か？かつて最大のETHマイニングプールが8月30日に閉鎖

最新の情報によると、台湾のマイニングプールGPUMINEがすべてのマイニング事業を完全に閉鎖することを発表しました。多くのネットユーザーからは「時代の終わりを感じる」との声も上がっています。

このプラットフォームは2017年に設立され、台湾最大のイーサリアムマイニングプールの地位を長らく維持してきました。しかし、昨年のイーサリアムのPoS（Proof of Stake）への移行以降、運営は厳しい状況に追い込まれています。現在稼働しているのはETCとKASの2つのプールのみです。公式から具体的な理由は明らかにされていませんが、関係者の間では「コスト圧力とグローバルな競争激化によるもの」と理解されています。小規模なマイニングプールは生き残るのが難しくなっています。

重要なタイムラインは以下の通りです：

• 8月30日 最終出金
  • ETCプール：決済閾値0.01、午後3時30分に最後の出金
  • KASプール：決済閾値1、夜9時30分に最後の出金
• 問い合わせ締切日：9月27日

未だに未出金のマイナーの方は、早めにカスタマーサポートに連絡し、最後の瞬間まで待たないようにしてください。

興味深いのは、この閉鎖の背景にはより大きな流れがあるということです。世界中のマイナーは電力コストやエネルギー消費の圧力に直面しています。電力不足の危機やESG（環境・社会・ガバナンス）規制の影響もあり、小規模で分散されたマイニングエコシステムは急速に再編成されつつあります。大規模なマイニングファームは規模と低電力料金を武器に生き残っていますが、小規模なプールは徐々に退場を余儀なくされています。

ビットコイン時代からマイニングを続けてきた古参のプレイヤーにとっては、この閉鎖は少し寂しい気持ちもあるでしょう。しかし、これは業界の成熟の証とも言えます。儲からない事業は淘汰されていくのが自然なのです。