牛の尻か熊の頭か？正直なところ、もうそういう問題に悩むのはやめました。

本当に自分を変えたのは、あの徹底的な暴落でした。周りはパニック売りやロスカットで市場から退場していく中、私はK線チャートをじっと見つめて微動だにしませんでした。価格が下げ止まりのサインを見せたとき、分割して最初の底値ポジションを仕込みました——まさかあのリバウンドで、ドロ沼から引き上げられるとは思いませんでした。

その経験から一つのことを学びました：牛か熊かを判断することはそれほど重要ではなく、チャンスが来るまで生き残ることこそが大切だと。

今の私のトレードロジックはとても明確です：

暴落時には、決して闇雲にナンピンや買い増しはしない。暴騰時にも、熱くなってフルポジションで飛び込むことはない。

ベアマーケット（熊市）は本質的に生存戦です。小さなポジションで試し、低レバレッジでリスクをコントロールし、厳格にストップロスを設定する——保守的でつまらないように聞こえるかもしれませんが、毎回このやり方が自分を救ってきました。市場心理が本当に回復し、トレンドが確定したときに、順張りで段階的にポジションを増やし、「確実性のある相場」の旨味をしっかり取る。そんなやり方の方がずっと安心です。

最近はアメリカの雇用統計（非農業部門雇用者数）が予想を上回り、ビットコインのボラティリティも再び高まっています。加えて、一部の関税調整のような政策面のノイズもあり、市場の神経は依然として敏感です。でも、こういう時こそ自分のペースを守るべき——生き残ることは、牛か熊かを当てることの百倍大事です。