Grassとは何か？今話題の「WiFiを売る」プロジェクト

最近あちこちでGrassを見かけるようになりましたか？本当のところを解説します。

実際の仕組み

Grassは、すでに支払っているインターネット帯域幅を収益化できるサービスです。ブラウザ拡張機能またはデスクトップアプリをダウンロードし、ネットワークに接続するだけで、AIトレーニング用のデータ収集が始まります。使っていない帯域を24時間365日貸し出すイメージです。

お金の話

ここが肝心：「Grassポイント」が稼げますが、現時点では法定通貨にも暗号資産にも交換できず、価値はゼロです。 チームは「近日中に交換機能を提供する」と約束していますが、今は実質的にIOU（借用証書）状態です。すぐに稼ぎたい人には向いていません。将来のエアドロップに賭けるなら、それが本命です。

セキュリティ＆透明性の懸念

開発者は、アプリが安全でパスワードや個人データにはアクセスしないと主張していますが、実際はどうでしょうか：

• 運営の実態や将来的な方向性に関する透明性が不十分
• IP共有の懸念：第三者が自分の回線を通じてトラフィックを流すことになるため、住んでいる地域によってはプライバシーや法律上のグレーゾーンになる可能性も
• AI利用目的が曖昧：「AIリサーチのため」としているが、実際にどのプロジェクトで使われているのか、監視体制はどれほど厳しいのかなどは不明

本音トーク

メリット:

• 設定が非常に簡単 (紹介コードが必要なだけ)
• 労力ゼロで不労所得の可能性
• 「データを収益化」トレンドの一部になれる

デメリット:

• 現時点でポイントの価値はゼロ
• 将来のエアドロップに賭けることになるが、実現しない可能性も
• 帯域共有=リスクも共有
• チームの透明性が怪しい

結論

Grassは、AI愛好者やアーリーアダプターで、実験台になることを厭わず、待つ余裕のある人に最適です。不確実性が嫌いだったり、すぐにリターンが欲しい人には不向き。余った帯域と忍耐力があれば、長期的には「宝くじ」感覚で面白いかもしれません。