Rippleの技術エースであるDavid Schwartz（コミュニティ内ニックネームJoelKatz）が年末で退職し、13年にわたるCTOとしてのキャリアに終止符を打つことを発表しました。しかしご安心を。彼は今後、CTO名誉顧問に就任しつつ取締役会にも参加し、自身のノード運営やエコシステムへの関与も続けます。

市場の反応は比較的落ち着いています。XRPは現在$2.85で安定しており、日次で1.5%下落したものの、週間では1.2%上昇、月間で4%上昇しています。24時間取引高は約49億ドルに達しており、個人投資家が静かにポジションを構築していることが伺えます。

テクニカル面を見ると、XRPは$2.71-$2.98のレンジで持ち合い中。短期移動平均線は弱気ですが、100日線と200日線は依然として強気で、長期的な底堅さは揺らいでいません。値幅が収束してきているのは突破の前兆。もし$2.98のレジスタンスを上抜ければ、次のターゲットは$3.17。逆に$2.71を割り込むと$2.60への警戒が必要です。

興味深いのは、このニュースがちょうどSWIFTがブロックチェーンソリューションの探索を発表したタイミングで出たこと。市場はRippleのストーリーがまだ終わっていないと見ています。