Coinbaseが英国で貯蓄口座を開始：伝統的銀行が暗号「スーパーアプリ」と対決

核心アクション：Coinbaseが英国で貯蓄口座を新たにローンチ。日次利息3.75%、即時入出金対応、さらに英国金融サービス補償制度（上限8.5万ポンド）も適用。このリリースは単なる新商品追加ではなく、「英国のファイナンス・ワンストッププラットフォーム」を目指す布石。

新しい使い方：ユーザーは1つのアプリ内で暗号資産＋ステーブルコイン＋法定通貨を組み合わせ、利息獲得から消費までシームレスに利用可能。さらにCoinbaseはVisaカードも展開し、暗号残高で直接買い物ができる。要するに、伝統的銀行の安心感＋暗号資産の柔軟性＋Fintechの操作体験を1つに。

現状分析：年利3.75%は英国の銀行金利（大半が3%未満）を明らかに上回るが、よりアグレッシブなFintech（4%以上もあり）には及ばない。ただしCoinbaseの強みは260種類以上の通貨対応と規制準拠の信頼性。

リスク注意：Coinbaseも英国で楽をしているわけではない——2024年にFCAから450万ポンドの制裁金、最近はアイルランド中銀からも2,470万ユーロ（マネロン対策の不備）で罰金。しかし同社は「規制対応力はこれまでで最強」と主張。

注目ポイント：このモデルが英国で成功すれば、Fintech＋Cryptoの象徴的ケースになり、今後EU圏への展開も期待できる。