ETH は本日、Fusaka アップグレードが正式にローンチされました！

正直なところ、多くの人が今回のアップグレードの重要性を全く理解していません。前回のPectraアップグレードの後、ETHは1週間で50%も急騰しましたが、Fusakaの技術的インパクトはPectraをはるかに上回っています。

イーサリアムが今最も頭を悩ませているのは何でしょうか？Layer2のデータ渋滞問題です。Base、Arbitrum、OP、zkSyncなどのRollupがデータをメインネットに送る際、各ノードはblobファイル全体をダウンロードして検証しなければなりません。帯域幅が足りず、速度も上がらず、結果としてL2の手数料も下がりません。

Fusakaはどう解決するのでしょうか？三つの方法です。

一つ目は直接的かつ大胆：ブロック容量を45M gasから150M gasへと一気に拡大。スペースが約3倍になり、より多くの取引、コントラクトコール、Rollupデータを詰め込めます。容量が増えれば、オンチェーンのアクティビティも上がり、ETHのバーン速度も加速します。

二つ目はPeerDAS。ノードはもう全てのblobを丸ごとダウンロードする必要はなく、ランダムに選ばれたデータ断片だけを検証すればOK。この仕組みでノードの負担が減り、Rollupのコストも下がり、イーサリアムのスループットが向上しても速度は落ちません。

三つ目はVerkle Trees。イーサリアムのステートツリーを圧縮し、検証が速く、ストレージも軽量に。ノードの同期スピードが劇的に上がり、長期運用のハードルも下がります。

一般ユーザーにとっては何を意味するのでしょうか？

取引の確定が速くなります。ガス代の変動も小さくなります。L2での送金が安くなります。ピークタイムでも詰まらなくなります。

何もする必要はなく、自然と体感が向上します。

Fusakaは拡張性向上、コスト削減、データフロー最適化、バーン効率アップと、まさに本質的なアップグレードです。今日からイーサリアムはもっと速く、もっと低コストで、もっと軽く、そしてもっと強くなります。

しかし市場はまだ、このことがETHにとってどれだけ重要かに気づいていないようです。