ETHがあの30%暴落した時、3.2万USDTの口座が目の前で一瞬でゼロになった――この出来事で一つの真理に気付いた。「トレーダーを殺すのは相場ではなく、“取り返せる”という心だ。」

ロールオーバー（利食い運用）について話そう。多くの人は誤解していて、元本をどんどん追加することだと思っている。違う！本当のロールオーバーは、既に稼いだ利益で雪だるま式に増やしていくこと。元本？それは命綱、絶対に触れてはいけない。

自分に三つの鉄則を決めている。トレード画面の一番目立つところに書いてある。

1. スタート資金の凍結――1万USDTの元本は空気だと思い、動かすのは利益だけ。
2. 追加エントリーは感覚ではなくシグナルで――必ず重要なテクニカルポイントをブレイクしてから。たとえば価格が200日移動平均線を明確に上抜け、出来高も大きく増えたときなど。
3. 利益は半分ずつ――追加エントリーは浮き益の最大50%まで、残りは命綱として残す。

多くの人はコストを下げるためにナンピンしまくるが、結局それは自分の墓穴を掘ることになる。

このやり方で自分は1万USDTを32万USDTまで増やした。最初は小さなポジションで試して、150USDT勝っただけでも良い食事をして衝動を抑えていた。本格的にロールし始めてからは、ブレイクが確定した場所でのみ浮き益を追加し、元本はずっと口座で寝かせっぱなしにした。その後はさらに賢くなり、浮き益が元本を超えたらショートでヘッジして、相場が調整しても純資産がむしろ増えることもあった。

一番強力な一手：スクリプトを書いて自分の手を縛る。シグナルが出たら自動で追加エントリー、5%損切りも自動で決済、毎週20%の利益を自動で引き出す。スマホには閲覧専用画面だけ残し、無駄な操作を防止――個人投資家の90%の損失は“余計な操作”が原因だ。

自分は天才じゃない。ただ市場で生き残る方法を覚えただけ。今まで21人の生徒を教えたが、一番早い子は4か月で8000USDTから12万USDTにした。やることはどれもシンプル：元本は動かさない、シグナルに従う、利益でロールする、スクリプトで自分を律する。

ロスカットされること自体は恥じゃない。ずっとロスカットされ続けることが恥なんだ。生き残っていれば、チャンスはまたやってくる。