なぜORDIのような相場では、多くの人が最終的に損をする結果になるのか？要するに、追いかけて買って売り逃げるこの癖が、強気市場では無限に拡大されてしまうからだ。

身の回りの人たちが毎日利益のスクリーンショットを晒しているのを見ると、自分も羨ましくなり、ついその波に乗り遅れるのが怖くなる。相場が半山腰、ひいては頂点に近づく頃には、我慢できずに参入してしまう。その時はまだ上昇が続くと思い込んでいるが、数日も経たないうちに調整が入り、アカウントが一気に緑色になる。そこでまた慌てて売りに走り、損切りして逃げ出す。これが典型的な追いかけて買って売り逃げる循環だ。

さらに心が痛むのは、こうした行動を繰り返す人が牛市では特に多いことだ。前回損切りして損を出したのに、数日後にまた上昇を見て我慢できずに追いかけてしまい、市場に何度も切り刻まれる。中には、牛市は永遠に続くと信じて借金やレバレッジをかけて全額突っ込む人もいる。一旦相場が反転すれば、その損失の大きさに精神的に崩壊することもある。

牛市で最も陥りやすいのは、欲に駆られて頭が狂うことだ。目の前の上昇率だけに目がくらみ、評価額や実際のリスクを全く見ていない。追いかけて買って売り逃げる頻度は、熊市よりも頻繁になり、その結果、よりひどい損失を被ることになる。これはORDIだけの問題ではなく、市場全体で繰り返される悲劇だ。